Galaxy Tab SC-01C ICS/CM9のアップデート対応
Galaxy Tab SC-01C ICS/CM9のROMの更新サイクルで頻繁でほぼ毎日アップデートされています。
ROM焼きした状態のまま使用できればいいのですが
日本語フォントが入ってなかったり、
日本通信b-mobileやIIJmioなどのデータ専用SIMを利用するにはパッチが必要だったりと
結構、手間がかかります。
トーキングSIMで運用している方々にはあまり問題にはならないのかもしれませんが。
そこで、CM9のROMがバージョンアップした場合に環境をセットアップする手順を説明します。
CM9のROM焼き後必要な作業は
(1)shellからsu権限を取得できるようにする(1度設定すれば設定が初期化されるまでは再設定の必要なし)
過去記事GALAXT Tab にCyanogenMod 9を入れたらadb shellでsuがPermission deniedで失敗する(その2)の対応
[設定]-[{}開発者向けオプション]-[Rootアクセス]で[アプリとADB]を選択します。
(2)bashを使用できるようにする
bash環境を設定してもROM焼きでリセットされます。
(3)データ専用SIM使用時のframework.jarパッチ
(4)日本語フォントの追加
これら作業をROM焼きの都度実施します。
0.準備(ROMバージョンアップ前に実施する)
(1)suのバックアップ
過去記事GALAXT Tab にCyanogenMod 9を入れたらadb shellでsuがPermission deniedで失敗する
の対応後のsuを保存します。
実行例
$ su
# cp /system/xbin/su /mnt/emmc/ROMs/02ICS/
■次に実際にROM焼き後に行う作業です。
1.suの復元
shellからsu権限を取得できるようにする
方法1 suを事前に保存した場合(ネットに接続できない場合)
上記0.(1)で事前にバックアップしたsuを復元します。
復元することでshellからsu権限を取得できるようになります。
shellからsuが使えない状態でもESファイルエクスプローラ等のファイラーではsu権限を取得できるので
ファイラーでsuを復元します。
/mnt/emmc/ROMs/02ICS/su
を
/system/xbin/su
に上書きコピーします。
方法2 WiFi等のネットに接続できる環境がある場合
過去記事GALAXT Tab にCyanogenMod 9を入れたらadb shellでsuがPermission deniedで失敗する
の通りsuの更新を実施します。
1.bashのコピー
過去記事Galaxy Tab SC-01C ICS/CM9をbashとPuTTYで使うを参照に
「2.bashのセットアップ」を実施します。
#!/system/bin/sh
mount -o remount,rw /system /system
busybox cp bash /system/bin/
chmod 755 /system/bin/bash
busybox chown root:root /system/bin/bash
busybox rm /system/bin/sh
busybox ln -s /system/bin/bash /system/bin/sh
2.MVNO回線のデータ専用SIMのパッチ
データ専用SIMで運用する場合は
framework.jarに対しMVNO回線のデータ専用SIMのパッチを当てて
/system/framework/に戻す作業が必要になります。
過去記事Galaxy Tab SC-01CでOvercome v4.1で日本通信b-mobile simやIIJmioのsimを使うを参考に
データ専用SIMのパッチを当てます。
パッチを当てたframework.jarと同じ場所に
sc01c_sim.bat
このバッチを入れ実行しコピーします。
バッチ終了後CWM Recoveryからcache、dalvik-cacheの削除を実施してください。
※動作保障は一切ありません。あくまで自己責任で!
※ファイル名は「sc01c_sim_bat.txt」ですが、バッチ実行時は「sc01c_sim.bat」等に変更してください。
3.日本語フォント
日本語フォント関連のDroidSansJapanese.ttfとfallback_fonts.xmlを
コピーします。
DroidSansJapanese.ttfとfallback_fonts.xmlは事前に準備してください。
上記と同じ場所に
sc01c_sim.bat
このバッチを入れ実行しコピーします。
※動作保障は一切ありません。あくまで自己責任で!
※ファイル名は「sc01c_font_bat.txt」ですが、バッチ実行時は「sc01c_font.bat」等に変更してください。
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